インジェクションハーレー 魅力

バイクの世界でのインジェクションとは、アクセル開閉度や回転数、気温やエンジン温度などをコンピュータ制御させて、混合気を調整しエンジンに送り込ませる仕組みのことです。実にハイテクなシステムであり、さらに昨今の環境問題に対する関心の高さから、注目を集めているバイクです。インジェクションの技術は元々飛行機開発で使われていましたが、やがて車の燃料制御目的で使われるようになりました。その後バイクの世界でもインジェクション技術が広がり、ハーレー社では1990年代後半に採用されました。更に2006年には、ダイナファミリーが全車種インジェクション化されています。

インジェクションハーレーのメリットは大きく2つあります。まずは燃費の良さです。コンピュータによって最適な混合気を調整できるため、無駄なガソリンを消費しないメリットがあります。さらにエンジン内での不完全燃焼が少なくなるので、プラグのカブりもあまりありません。続いてはセッティングです。ハーレーの速度に応じて最適な混合気を作ってくれるため、セッティングで悩むことが少ないです。セッティングではバイクの状態を読み取る能力が求められ、失敗すると走行中のエンジンの焼き付きなどを引き起こし、バイクにダメージを与えてしまいます。セッティングで悩む必要がなくなれば、快適なツーリングが可能です。

このようにハーレーは進化を遂げていて、ライダーにとって乗りやすいバイクになっています。